今回の記事は【野鳥撮影(バードウォッチング)】の魅力について思いっきり語ってみたいと思います。
野鳥観察というと、ちょっと地味なイメージを持たれる方もいらっしゃるようで、特に若い世代にはあまり馴染みがないアクティビティーだと思います。
しかし、今回声を大にして言いたい!
『みんな野鳥観察楽しいぞー!』と
そんな大好きな野鳥観察(バードウォッチング)について、その魅力を存分に語りたいと思います。
目次
野鳥はとても身近にいる
森に出かけたり、野鳥観察公園や野鳥の森公園のような大きな公園に行ったり
特に、珍しい野鳥を観察しようと思うと、とても大変な思いをしなきゃいけないイメージがあります。
しかし、我々人間が思うより、野鳥たちはもっと身近に生息しているのです。
上に貼っている【ハヤブサ】の写真は、出雲の海岸で撮影しました。
日頃、多くの方が生活圏として行き交う道沿いです。
まさかこんな、身近なエリアにハヤブサが飛んでいるなんて誰が想像するでしょうか?
ハヤブサで言うと、私が住んでいる近くに多摩川という川が流れています。
その多摩川にある水門に、ハヤブサが止まっているのを目撃(撮影)したこともあります。
その水門の真裏にはコンビニもあり、住宅街が広がり、散歩やランニングを楽しむ人々が多く行き交う場所です。
そんな、日頃私たちが生活している環境にも、多くの野鳥は生息しています。
私が野鳥観察にハマったきっかけ
友人と北海道旅行に行った時です。
その時は、仕事柄カメラは持ち歩いていたのですが、望遠レンズなんて持っていっていませんでした。
しかし、万が一にと、APS-C用の高倍率レンズは持っていっていたんです。
確か、35mm換算で24mm-200mmぐらいのレンズだったと思います。
友人が、海辺にある海洋施設に用事があったので、私は何気なく海岸沿いをカメラを持って歩いていたんです。
カモメやカラスが飛んでいて、いつもと変わらない海岸線の景色が広がっていました。
これも立派な野鳥撮影ではあるのですが、この時はそんな意識はなく
ただ、景色の一部としてカモメを撮っただけでした。
そんな時です、『遠くでカラスが飛んでいるなぁ』なんて思いながら、何気にカメラを向けると。
ん?
んん?!?
ただのカラスと思っていた鳥は、全くカラスとは別物だったのです!!
なんと、絶滅危惧種Ⅱ種(VU)に指定されている【オジロワシ】だったのです!
意識しないと見えないものが有る
この話をすると『そんな馬鹿な!カラスとワシを見間違える?』ってよく言われます。
これ、野鳥観察をしている人だったら分かると思うのですが、バードウォッチングに慣れない頃って、肉眼だとどんなな鳥もスズメやハトやカラスと区別がつかないんです。
慣れてくると、飛び方や、細かい色や、生息エリアなど、色々な状況から種類をおおかた想像できるようになります。
しかし最初は、大まかに大きさぐらいしか判断できませんし、はっきり言ってただの黒い塊にしか見えません。
ですので、そんな珍しい鳥がいるなんて、想像だにしないんです。
この出来事がきっかけで『あのスズメに見える鳥はもしかして?』と思うようになっちゃったんです。
今では、家の周りだけでも日常的に20数種類の野鳥が生息していることが分かりました。
日頃、見かける野鳥でも、エリアや季節で見かける種類が変わることも知れました。
それまでは、スズメ・ハト・カラスとしか考えていなかったんですけど(汗)
野鳥観察を通して季節を知る
今の時期(冬)は、野鳥観察には最高の季節です。
夏には高地やロシアなどの北国にいる野鳥も、冬越のため日本に飛来したり平地に降りてきます。
木々も葉を落とし、野鳥の姿を見かける機会も増えますし、珍しい種類を目撃する機会も増えます。
野鳥を探すときには、野鳥が大好きな実や草木を探すのですが、季節の木々は野鳥の大好物!
自然と、今、旬の木々を探し回ることになります。
『宿木が実をつけているな!そろそろキレンジャクが飛来する時期だな!』
そんな風に、野鳥を通して季節を感じることができるのです。
自然の尊さを理解する
私は自然が大好きです。
登山したり、キャンプをしたり、色々な自然を楽しむアクティビティーを行なっています。
しかし、野鳥観察を始めて特に気づいたのは、人間のエゴという嫌な側面です。
登山やキャンプをしていても気づかなかったこと。
本当は、身近にあったのに気づけなかったこと。
そんな人間のエゴを教えてくれたのは野鳥たちでした。
例えば、多くの野鳥観察公園や野鳥の森公園は、鳥に餌付けをしています。
野鳥がいないと、そのような施設は成り立たないという問題もあると思います。
しかし、餌付けには世界中で様々な議論が巻き起こっています。
野生動物の感染症問題や、生態系への影響など、餌付けをしている人が想像もつかないような問題が潜んでいます。
また、野鳥を観察しやすいように、撮影しやすいようにと、自然に手を加えている状況も多く目にします。
よく見かけるのが、カワセミ用の止まり木と餌場です。
カワセミが生息しているエリアに、わざと小魚を入れるプールを設置し、そのプールの横に止まりやすい枝を設置しておくというものです。
野鳥観察者のマナー
また、野鳥観察を行う人々のマナーの悪さも問題になっています。
カメラマンは、三脚を広げ、公園を我がもので占拠したり
尾瀬の遊歩道に、大量のバードウォッチャーが押しかけ、通行を邪魔したり
そういった問題も、各地で多発しています。
自然を楽しむはずの野鳥観察が、いつの間にか人間のエゴによって楽しめないものになっているのです。
本当の自然の美しさ
先ほども少し書きましたが、宿木とキレンジャクの共生というお話があります。
宿木は、世界中に生息する寄生樹木の一種で、日本にも数種類の宿木が生息しています。
その生存戦略がとても面白くて!ネバネバで美味しい実を付けるんです。
その実をキレンジャクが食べる。
そして糞をする。
すると、宿木のネバネバした実(種)が消化されずに、キレンジャクのお尻から糸を引いて出てくる(笑)
その時に、そのネバネバを木の枝に絡み付かせ、次の宿先が決まる。
どうです?面白いでしょ??
こんな事が毎年毎年、何年も宿木とキレンジャクの間で行われているんです。
このエピソードを知ったとき、私は『なんて自然は美しいんだろう!本当に繊細な条件の上に成り立っているんだな』と感じました。
また、鳥の飛ぶ姿は息を呑むほど美しいものがあります。
飛んでいる鳥を撮影するのが大好きな私ですが、羽の一枚一枚まで完璧に美しく設計されているなと感心します。
風邪を受け、力強く羽ばたき、極限まで空気抵抗をなくし。
ただ飛んでいる鳥をパチっと撮るだけで、本当に美しい自然の造形物を記録する事ができます。
こんな美しい自然を、人間のエゴで汚してはいけない!
もっと人間は謙虚に自然に向き合わなければならない!
そう感じさせてくれるのです。
野鳥観察は私たちに多くを与えてくれる
日頃私たちが意識していないだけで、身近に多くの野鳥が生息しています。
もちろん、鳥だけでなく、鹿やクマ・昆虫に爬虫類、お魚なんかも、沢山の野生が存在しています。
その多くは、一生懸命、知恵を絞り、人間の我が物顔で設計した街に柔軟に順応しながら暮らしています。
人は、人の営みばかり気になって、そういった自然の営みを軽視しているのではないでしょうか?
そんな問題に、野鳥たちはその身を持って警鐘を鳴らしてくれているのです。
そして、忘れかけている自然の美しさと愛おしさを、その身を持って教えてくれているのです。
そんな素晴らしい野鳥観察が、ちょっと双眼鏡を買うだけで、身近でとても簡単に始められます!
今日からでも始められます!
私の使っている双眼鏡↓
そんなに高い出費は必要ありません!
つまり、お金のかからない趣味の一つだと思いますよ!
こんなに手軽に始められて、こんなに考えさせられ、こんなに人生を豊かにしてくれる趣味は他にあるでしょうか?
もっともっとハマった人は、是非カメラを買って見てください!
そして、アウトドアに適したウェアも買ってみてください!
もっと野鳥観察が楽しくなります!
もっと野鳥を身近に感じたければ、是非キャンプをして見てください!
そして、山に登って高山植物と共に暮らす野鳥を見にいって見てください!
始める時は気軽に、そしてハマったらハマっただけ!
野鳥観察は本当に最高の趣味になってくれるはずです!
ではまた次回。