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バードウォッチングの始め方!楽しみ方編

目次

バードウォッチングの始め方

楽しもう!バードウォッチングの始め方、みんなどんな風に楽しんでいるんだろう? 私は、最初始めた時、野鳥観察ってなんだかぼんやりしていて、どう始めたらいいのか分かりませんでした。 この記事では、そんなこれから始めたいという方に、楽しみ方や揃える道具なんかを解説しています。 とても魅力的な野鳥の世界に、是非足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
野鳥観察の楽しみ方。青鷺の写真
どんな楽しみ方があるんだろう?

バードウォッチングの始め方!揃えるべき道具編

前回の記事では、バードウォッチングを始めるにあたって、揃えておきたい道具のご紹介をしました。
しかし、道具を揃えたでけでは十分とは言えません。
特に、今回記事にする【楽しみ方】というのが、なかなか分かりづらいのが野鳥観察ではないでしょうか?
ということで、今回は楽しみ方について掘り下げてみたいと思います!

野鳥観察ノートを書こう!

まず、何といってもこの野鳥観察ノート
いろいろな楽しみ方のあるバードウォッチングですが、この観察ノートを書くことで
様々な楽しみ方に繋がっていくと思います。
ですので、まずは観察ノートをつける事から始めてみてほしいなと思います。

楽しみ方は人それぞれだけど
私の野鳥観察ノート

野鳥は、種類によって生息している環境や、活動的な時間帯など色々です。
ですので、観察した時の状況を記録し覚えていくことが大切です。
そうすると、どんどん知識も広がっていきますし、野鳥を見つける効率も上がっていきます。
また、自分だけの野鳥観察ノートができると、どんどん楽しくなってきますよ!

まずは、観察した日時(季節)が大切です。
時期によって観察できる野鳥は変わりますので、一年後の自分の為にも、いつ見たのかは覚えておきたいところ。
野鳥は、思った以上に規則正しい暮らしをしています。
ですので、この地道な記録が後々大切になってくるのです。

そして、観察した日の天候も記録しておきましょう。
気温や天気、そういった情報も、自然を相手にしている野鳥観察ではすごく大切なことです。
バードウォッチングは見ている時だけが楽しい時間ではありません!
家に帰ってからの記録の時間もすごく楽しいひと時なのです。

また、自分だけが知っている秘密の観察スポットを記録するのも楽しいです。
先ほど書いたように、野鳥はとても規則正しい暮らしをしています。
ですので、一度目撃した場所は、貴重な情報になります。
この枝でカワセミを見た!など、記録しておくと次回の観察にも大いに役に立ちます。

野鳥の生態を知ろう!

現在、日本で日常的に観察できる野鳥はおおよそ300種類ほどいます。
それぞれが、独特な個性を持っていて、全く飽きることはありません。

例えば、ノスリという鷹は低山や農耕地に住んでいます。
主に、ネズミやモグラなどの小型哺乳類を主食として暮らしています。
田んぼなどのひらけた場所を一望できる電線や木の上にいて、じーっと獲物を探しているのです。
つまり待ち伏せ型ですね。

一方、ノスリにそっくりなトビという鷹は、農耕地はもちろん市街地や海岸付近にも多く生息しています。
こちらは、大きな羽を広げて悠々と大空を舞っています。
自分から率先して獲物を探しているのです。

この様に、同じタカ目タカ科の2種ですが、全然違った生態を持っているのです。

気に留まるトビ、こういった珍しい様子も楽しみ方の一つ
木に留まるトビ

この様に、野鳥の生態を知るとその野鳥か生息している環境のことも知れますし
もっともっと自然への造詣が深くなり、自然をもっと楽しめる様にもなります。

面白い野鳥の生態を楽しもう!

また、野鳥には様々な面白い生態を持った者もいます。

例えば、モズは早贄という保存食(?)を作ることで知られています。
獲った獲物を木の枝に刺して乾燥させるんです!

シラサギ種は、魚を足で追い立てて捕まえます。
片足で器用に川底を探り、小魚が逃げるのを見つけては捕まえるのです。
同じサギでもクロサギの獲物の捕り方は緊張感満点!
獲物を見つけると体勢を低くし、ゆっくり接近し狙いを定めて捕獲します。

さらに、野鳥たちのコミュニケーションも様々面白いものがあります。

例えば、カモの仲間であるマガンは、常に家族で行動しています。
家族同士のコミュニケーションは大切ですので、お互いに鳴いたりボディランゲージを多用します。
特に観察しやすいのが、マガンが飛ぶ瞬間の行動です。
飛びたいなと一羽が思うと、首を高く上げ左右に小刻みに降り始めます。
するともう一羽も同じ行動を始めます。するともう一羽も。
家族全員がその行動をとるといよいよ準備完了!(笑)
全員が準備できたのを確認して飛び立つのです。

生態を知るのも楽しみの一つ
飛ぶマガン

このように、野鳥の生態は様々面白い特徴があったりします。
ただ知るだけでも面白いのですが、双眼鏡などを使って間近で観察できれば
野鳥の奇妙で可愛らしい世界を存分に味わえると思います!

野鳥を見分けよう!

楽しみ方の一つに、野鳥を見分けるというのもあると思います。
本当に似ている野鳥もいるんですよね!
時々、本人達も分かっていないんじゃ?(笑)と思うこともあります。

有名なのが、カモメセグロカモメウミネコです。
もう見た目ほぼ一緒です!(笑)
しかも、一緒に行動している事が多いので、一瞬では分かりづらいですよね。
本人達も気づいていないんじゃ?と本当に思うことがあります(笑)

オオセグロカモメ
こいつはオオセグロカモメ

この三種の見分け方は、嘴の先端の色・足の色・尾羽の微妙な色・目など
本当に細かい部分で判別すつのですが、知識が増えていくと、こういった違いもよくわかる様になってきます。

いろいろな場所に出かけよう!

バードウォッチング楽しみ方の一つが、色々な場所に旅行に行けるということです(笑)
野鳥の生息域は、西日本にしかいない・北海道しかいない・ある県にだけいるなど限定的だったり
標高の高い場所にしかいない、寒い時期にしかいないなど様々です。
ですので、いろいろな野鳥を観察するとなると、四季折々、いろいろな場所に出掛けていくことになります。

また、強者になるとハチドリを求めてアメリカへ!なんてバーダーも!(笑)

野鳥を求めていろいろな場所に行ってみるのも、野鳥観察の楽しみ方の一つです。
有名な観光地に行くのもいいのですが、日頃見れない野鳥を求め、日本全国津々浦々旅してみるのも楽しいですよね。

日本の四季を感じよう!

最後に、バードウォッチングの最大の楽しみ方が、自然をより感じるということではないでしょうか?

野鳥を見つけるには、その野鳥が何を食べているのか?ってことが重要になってきます。
では、その食べ物はどこにあるのか?
さらに、その食べ物はいつの時期にあるのか?
こういったことを知ることで、間接的に自然を理解し、四季を感じる暮らしをおくることに繋がります。

四季を楽しもう
紅葉とメジロ

冬にしか見られない鳥、夏にしか見られない鳥
山にしかいない鳥、海にしかいない鳥

自然の中に入っていき、身をもって四季を感じる。
私は、そこが一番の醍醐味だと感じるのです。
ですので、初心者の方は先ずは野鳥観察公園などに行くことが多いとは思いますが
是非、自然の中に足を運んでいただきたいなと思います。

そして、キャンプをしてみたり、ホテルに泊まっても朝早く出掛けてみたり。
近場で手軽に野鳥観察できる公園もいいのですが、そういった自然との触れ合いが
より、バードウォッチングの楽しみ・魅力を引き出してくれるのだと思います。

バードウォッチングの楽しみ方

いかがだったでしょうか?
楽しみ方は、人それぞれあると思います。
しかし、これから始めたいな!って方に、少しでも野鳥観察の楽しみ方が伝えられたらいいなと思っています。

環境問題への意識が高まっている昨今。
野鳥観察を通して、自然界全体を知るきっかけになると思いますし
野生動物の面白く愛らしい生態を知ることで、日々の暮らしを少し豊かにできるのではないでしょうか?

ぜひ、バードウォッチングに少しでも興味がある方は、野鳥の世界を覗きに行ってみてほしいなと思います。

バードウォッチングを始めるために揃える道具の話は、こちらの記事をお読みくださいね!

バードウォッチングの始め方!揃えるべき道具編

ではまた次回。

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