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タゲリ!田んぼの貴婦人は撮影NG??【イラストと画像あり】

目次

田んぼの貴婦人タゲリ

タゲリイラスト
チドリ目チドリ科タゲリ属

素敵な冠羽(お帽子)ステキな羽根(お召し物)

稲刈りの終わった冬の枯れた田んぼに、貴婦人タゲリが舞い降りるという噂をご存じ?
その貴婦人は、素敵な飾りのついたお帽子をちょこんと被っているとか?
はたまた、大胆なアイラインをひいておられるとか?
そして、彼女らは玉虫色の外套を着て現れるというのです。
更には、お召し物が汚れるのも気にせず、田んぼでいそいそと食事をなさるそうな。

そんな噂を聞きつけ、ある冬に私は西日本のある枯れ田に向かったのでした。
さて、貴婦人は、いずこ???
そんな私の前に、貴婦人は静かに現れました。
足を泥だらけにしておりましたが、その美しさに私は息をのみました。

ところで、タゲリは「田んぼの貴婦人」というニックネームを頂く美しい鳥。
なぜかと申しますと、風になびく長い冠羽につぶらな瞳。
その瞳には3本のモード系アイライン。
そして、その羽根は玉虫色の輝きを持ち、光の具合でグリーンや紫にと繊細に光り輝きます。
チドリの仲間なので、足は長く、首もすんなりと長め。
枯れ田でも、そこに舞い立つ姿は、まさに貴婦人。

タゲリが枯れ田にいる
とっても美しい鳥タゲリ

タゲリ(貴婦人)は飛ぶ姿も美しい

その飛ぶ姿も美しい!!
大きさはハトほどでしょうか?
大きな羽根で、ふわりふわりと空を舞います。
彼らは集団で行動しますので、その貴婦人たちの舞い飛ぶ姿は、例えるなら、まるで天女のよう。
夢を見ているような気持ちになるほど優雅です。

タゲリは冬にやってくる!

ところで、彼らは、ヨーロッパ、中央アジア、シベリア南部、モンゴル、中国東北部で繁殖します。
そして、日本には冬鳥として渡ってくる鳥。
雪の積もらない地方の稲刈りを終えた田んぼや、湖畔などに集団でいるのを見ることができます。

貴婦人の召し上がりもの(タゲリの食べ物)

さて、貴婦人は一体何を召し上がっているのか。
タゲリが好んで食べているのは、虫やミミズ、地上にいる小さな巻貝などです。
なるほど、枯れ田にいる理由はこれですね。
貴婦人、結構庶民的なものがお好みのようですね。

マダムの天敵!

タゲリの天敵は、トビなどの猛禽類、カラス、猫、イタチ類、などなど。
貴婦人は常に狙われているんでありますね。
しかし環境を破壊して、タゲリやその餌の住処を奪う人間というのが実は一番の天敵なのかもしれないなと思ったりする私です。
動物たちの食物連鎖なんていうのはしれたもの。
人間が行う地球規模での環境破壊とはレベルの違うダメージだと思いますね。

お声も麗しい貴婦人

タゲリの鳴き声は、まるで、猫のようです。
ミューミューとなんともかわいらしい声で鳴きます。
ちなみに、英語でタゲリのことを「PeeWee」ということがあるようです。
Peeweeとは「小さな」というような意味もあるのですが、どちらかというと鳴き声からついた別名だと思われます。
何はともあれ、とても貴婦人にふさわしい可愛らしいお声なので、機会があればぜひ聞いてみてくださいね。

貴婦人は撮影NG?

撮影の難しい鳥、タゲリ

タゲリを観察に行った際に、写真を撮ろうと思い勇んで出かけました。
ところが、さすがに貴婦人は奥ゆかしい。
「あら・・・お写真??やめてくださる~~~~~?」とばかりに・・・
大変に恥ずかしがりや、いや・・・警戒心がすさまじいため、全然近づけない!!!

警戒心が強い鳥タゲリ嬢

一応、望遠レンズではありますが、さすがにこの距離では無理・・・。
そっと驚かさないように近づいたつもりだったのですが・・・私が近づくと、ススススス・・・と静か~にすました顔で少しずつ距離をとる貴婦人。

逃げるタゲリ
ちょっとでも距離を詰めようとするとそそくさと背を向けるタゲリちゃん


慌ててバタバタと逃げることはしないけれど、絶対に!絶対に!距離は詰めさせない身持ちのかたい貴婦人・・・。
ススス・・・・と逃げてぴたりと立ち止まり、、、
まるで、

「私、ここにいませんのよ」

「私、見えませんことよ」

「あなた私が見えませんよね?」

・・・とでもいうかのように、ぴたりと止まったまま全然動かない。

思いっきり拒否されるわけじゃないけれど、さらりと華麗に無視されるその感じ。
なんだか、ちょっと傷ついちゃうわ~~~ん。

撮影の仕方

このように、タゲリちゃんはとても繊細で怖がりです。
野鳥撮影は良い写真を撮りたい気持ちは山々ですが、野鳥を驚かせないよう、野鳥にストレスを与えないするのが最優先。
とどのつまりは、撮影する際は、驚かせないように、距離があっても撮れるレンズを携えて向かった方がいいでしょう。
じっと静かに隠れて待つのが一番ですね。

観察する際は、フィールドスコープがおすすめです!

このように、今日のお話は田んぼの貴婦人タゲリについてでした。
あなたも是非、貴婦人に会いに冬の田畑へ行ってみてください。
泥だらけで華麗にミミズをついばむカワイイお姿を拝見できるかもしれませんよ。


今日のまとめイラスト
今日のまとめイラスト

ではまた次回!

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今回使用した画材・機材

ステッドラー水彩ペン

ホルベイン色えんぴつ

NIKON D500

Nikkor AF-S 200-500mm f/5.6E ED VR

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