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登山の服装とは?日常に役立つ基本的な考え方。

私が登山を始めた頃、先ずは基本的なウェアを揃えてみたのですが
山に行くたびに寒かったり暑かったり色々と困りました。
『フリース買った方がいいかな?』とか『もっと厚手のシェルジャケットの方がいいのかな?』とか
あーだこーだと頭を悩ませた覚えがあります。

登山の服装

今考えると、基本的なことがわかってなかったんですよね。
今まで生きてきて、ずっと着ている服なのに。
日常生活ではあまり意識しない事ってあると思います。

しかし、登山の服装の基本的な考え方が身につくと
日常での洋服選びももっと快適に楽しくなって来ました。

今日は、そんな日常でも役に立つ、登山ウェアの基本的な考え方についてお話ししようと思います。

目次

登山ウェアの考え方

レイヤー

先ず初めに押さえておきたいのがレイヤーという考え方です。
これは、日常でのお洋服選びの時にもやっている事だと思います。
しかし、一度整理してみて考えると、もっと効率的にお洋服選びに役立ちますよ!

ざっくり分けるとこの3種類で考えていきます。
これは、服もパンツも、上下とも同じです。

ベースレイヤー

ベースレイヤーは、直接肌に触れるお洋服のことです。
私は、このベースレイヤーが一番大切だと考えています。
他人には見えない部分ですが、ここさえしっかりしていれば快適に過ごせるのです。

ベースレイヤーを考えるときは基本的に素材に注目します。
主に、化繊・綿・麻・ウールなど様々な素材がありますので、素材の特徴を考えながら選びたいです。
登山で主に使う素材は化繊やウールですね。
しかし、今回は上記の4つの特徴を説明しておきいます。


化繊

化繊はサラサラして肌触りが良いのが特徴です。
汗を素早く乾燥させ、肌を常にドライに保ってくれます。
しかし、逆に冬場などは乾燥しすぎちゃうという側面も。
ユニクロのヒートテックなど、独自技術を使ったモノなんかもあります。

綿

綿はTシャツなんかでよく使われている一般的な素材です。
柔らかく肌にしっくりくる印象です。
また、丈夫な素材ですのでお洗濯も気にせずに洗えます。
デメリットは汗を吸収してしまうことです。
つまり、汗をたくさんかいてしまうと、常に肌の一番近いところが濡れているということですね。

麻は天然素材の中では特に吸水速乾に優れた素材です。
いつも肌をサラサラに保ってくれます。
ですので、夏のお洋服なんかでよく見かける素材ですよね!
すごく丈夫な素材ですし、使っていくうちに柔らかくなっていき
長く愛着を持って使用できる素材です。

ウール

ウールは日常では冬ぐらいしか使わない素材だと思いますが
登山の世界では日常的に使うメジャーな素材です。
熱を蓄える効果が高いので、体が冷えるのを防いでくれます。
また、汗の吸収してもベタベタしにくいので、綿のように不快になることもありません。
デメリットはお手入れに注意が必要だということ。
ガンガン洗っちゃうと破けたり生地が薄くなってしまったりします。


このように、素材には様々な特徴があります。
ですので、その日の気温や運動量など汗をどのぐらいかきそうなのか?
その辺りを意識して選びたいのがベースレイヤーです。

しっかり汗をかく登山ですが山頂は寒かったりします。
そんな時に綿のTシャツなんか着ていると、汗が冷えて山頂で凍えるなんて事なっちゃいますね。

ミドルレイヤー


ミドルレイヤーは主に体温をどのぐらい守るか?という考え方をします。
冬の寒い時期では、保温効果の高いのもを着れば体を暖かくできます。
逆に夏なんかは、熱を外に逃してあげるイメージがいいでしょう。

また、登山の場合は動きやすさという部分にも関わってきます。
伸縮性の良いソフトシェルや、吸水速乾素材のシャツなんかで
動きやすさと暖かさを考えておきたいレイヤーです。

私の場合、ミドルレイヤーをさらに2つのレイヤーで考えています。
下には動きやすく吸水速乾性に優れた物を
上には保温効果のあるものを
この2枚のレイヤーを脱ぎ着して、快適な環境を作るようにしています。

日常生活で言うと、シャツとカーディガンのようなイメージですね。

そして、このミドルレイヤーは人目につく部分ですので
オシャレにも気を配りたいポイントです。

アウター

アウターは、主に風や雨(雪)などを防ぐイメージで選びます。
ベースレイヤーとミドルレイヤーでコントロールした体温を守る役割があります。

ここが、少し勘違いしやすいポイントかなと思います。
日常生活の中でのアウターって温かいものを着るってイメージありますよね。

しかし、登山の場合は、アウターには基本的に、暖めるという効果は期待しません。
期待したいのは、あくまで雨や風から体(体温)を守るという事です。
アウターに暖める(例えば厚手のフリースなど)素材のものを選ぶと
雨や風を防げないので、せっかくの暖かい服も台無しです。

ですので、基本的には雨が降った時や稜線に出た時など
ミドルレイヤーでは対応できない場面などに登場するのがアウターです。
逆にいうと、ベースレイヤーとミドルレイヤーでしっかり体温管理できているということが重要です。

しかし、雪山など常に濡れるリスクのある場合はずっと着ている事も多いです。
厳冬期の高山になると、ミドルレイヤーまででは対処できないような冷たい雨や雪も襲ってきます。
ですので、アウターにも断熱効果や保温効果のあるモノを着ることになるからです。

キャンプ用のテントなんかをイメージしてみてほしいのですが
薄い生地ですが、しっかり雨風を防いでくれています。
そのおかげで、室内の温度を保ってくれて、快適に過ごすことができます。

アウターも同じようなモノだと思ってください。

日常での考え方

そう考えると、日常生活のお洋服選びも変わってきます。

外は寒いのに室内は暑い。
こう言った経験をすることは、冬の時期特に多いと思います。

室内や電車の中は、山でいうと稜線に出たようなモノです。

ミドルレイヤーまででしっかり体温調節できるようにしておけば
外で着るアウターは、風を避けるという役割さえあれば大丈夫です。
そうすれば、電車の中や室内でアウターをさっと脱ぐ事もできますし
暑くて苦しい思いをする事も少なくなると思います。

運動量

登山は運動量が高い

さて、レイヤーの基本的な考え方ができたら
次に考えておきたいのが運動量とウェアの関係です。

登山は山を登るアクティビティーですので、運動量はとても高いと言えます。
常に高い負荷をかけながら動き続けることになります。
運動量が上がれば、当然体温が上がっていきいますので汗をかくことになります。

この汗の量を常に頭に入れてお洋服選びをしておかないといけません。
吸水速乾素材など、高機能ウェアが沢山ある昨今ですが
基本的に汗を逃すというのはとても難しいことです。

ですので、基本的には極力汗はかかないという考え方が一番いいと思います。
と言っても、登山中に汗を全くかかないというのは難しいので
体温が上がりすぎないよう、運動量が高い時はレイヤーを減らす。
運動量が低い時にはレイヤーを増やすという考え方が大切になってきます。

運動量の低い場面

日常生活においては、運動量は低いと思いますので
登山の時に比べると、レイヤーに厚みを持たせることが大切です。
標高が高く気温も低い山より厚着するって少し変に思えますが
運動量の影響はとても大きいので、そういう面白いことが起きるのです。

また、野鳥観察など外でほとんど動かずに過ごす場面は
標高2000m以上の山で過ごす時よりも厚着することになります。
例えば、汗をほとんどかないけど、風は強い。
そんな場面が多いのが野外での観察活動です。
運動量がどのぐらいか?家を出る前に把握しておきたいことですね。

山は体温調節が難しい

まとめ

お洋服を快適に着れれば、精神的なストレスの軽減につながります。
精神的に気持ち良く過ごせなければ、全てのパフォーマンスに影響してきます。

体温調節はとても難しいですし、ちょっと暑かったり寒かったりしても
ついつい我慢しちゃうって事もあると思います。

しかし、体の発するちょっとした変化を感じ取り
ウェアを細かく脱ぎ着しながら調整することで
また、素材の特徴やウェアの役割を理解することで
体温調節はとてもやりやすくなります。

登山の時もキャンプの時も日常生活も
快適に過ごすために、このウェアの基本的な考え方を是非もう一度確認してみてくださいね!

ではまた次回。

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