ハクセキレイ・キセキレイ・セグロセキレイ日本でよく見かけるセキレイ3種。
どの種が珍しいのか?そう聞かれることが多いです。
しかし、どの種が珍しいのかではなく、どの種も個性的で面白い!
鳥の魅力は、「珍しいから」なんかじゃ計れない!
今回の記事は、セキレイ3種を比較などしながら、その魅力に迫ってみますよ!

目次
セキレイ(鶺鴒)

セキレイ科
まずは、スズメ目セキレイ科に属する野鳥の特徴からっ!
今回主役の3種の属するセキレイ属やタヒバリやビンズイなどの属するタヒバリ属などがいます。
このグループの特徴として、体型はスマートで細めのモデル体型、尾羽は長く、嘴も細くシャープです。
スタイリッシュでしょ?
食性は昆虫食で、地面にいる昆虫を走って捕まえたり、飛んでいる昆虫を空中でキャッチしたりしています。
細い嘴は、昆虫を器用に捕まえるのにぴったり。
長い尾は空中でバランスを取るための装備です。

また、第一趾(後趾)が発達しているのも特徴です。
これは、走り回ることや水の流れに負けないメリットがあると考えられています。
つまり、足をよく使い地上にいる時間が長いということですね。
そういえば地面で見る事が多いものね。
一般的に、セキレイ属は湿性草地や水辺に住み、タヒバリ属は乾性草地や疎林などを好みます。
セキレイ属
では、今回の主役3種セキレイ属についてみてみましょう。
この3種に共通しているのは、水辺を好んでいること!
主に水生昆虫を主食としていて、ガガンボ類・トンボ類・クモなどを捕まえて食べています。
また、尻尾を上下に振る行動も共通しています。
立ち止まってはフリフリ、歩いてまた立ち止まってはフリフリ。
この様子が一番のチャームポイントです。
地域によっては【おびんこ】や【石たたき】などのご当地名があったりもします。
腰振りに関しては右に出る者はおらず。
私たち日本人のルーツ、イザナキとイザナミに腰の振り方を伝授したという腰振りマスター!?とも言われています。
昔の日本人・・・セキレイのお尻フリフリを見てからのこの発想は凄いな。

一夫一妻で繁殖を行い、パートナーと長く過ごすことも知られていますよ!
しかし、オスは子育てをあまり手伝わない様子(笑)
ねぐらはグループをつくり集団になるんだそう。
3種をご紹介
キセキレイ

頭部から背中にかけては灰色、胸元から尻尾の付け根がたんぽぽの花のように黄色く、一番派手!
黄色いだけでキュート♪
日本では黄鶺鴒(キセキレイ)と呼ばれていますが、英名はGrey Wagtailとグレーが強調されています。
日本と海外の目の付け所の違いも面白いですよね。
ユーラシア大陸、アジア、ヨーロッパ、アフリカ北部と世界中に広く分布。
日本では留鳥または漂鳥として全国に分布しています。
普通に生活していて見かけることは少ないので、一般的に一番珍しいセキレイかもしれません。
主に低山や山地帯の渓流や沢などに住んでいて3,000m級の日本アルプスなんかでも目撃される種です。
そういう意味では、3種の中で一番幅広い生活圏を持っています。
しかし、京都の鴨川など、一部の市街地にも住んでいたりもします。
本当に生活圏の広いセキレイです。
ハクセキレイ

コンビニの駐車場でよく見かけるセキレイ!
みなさんは今日も会ったはず!!
つまり、一般的に一番馴染み深い野鳥ではないでしょうか?
頭部・背中の一部・胸が黒く、その他は灰色がかった白色をしています。
冬と夏では色味が変わり、冬の方がより白い部分が増えます。
この種もキセキレイと同様、世界中に広く分布していて
ユーラシア全土・アジア・ヨーロッパ・アフリカなど世界中で観察される野鳥です。
日本では、昔は冬鳥として知られていましたが、現在では漂鳥・留鳥として年中観察できます。
しかし、一部冬に北部から渡ってくる個体もいるので、冬に増える印象です。
平地の河川や水辺・水田などに生息していますが、コンビニの駐車場に現れるなど市街地への適応力もみせています。
コンビニには、菓子やパンなどの食べ残し、電灯に集まってくる虫などを求めて来ているとみられています。
コンビニにいるんですもん、どうりでよく見かけるわけだ。
セグロセキレイ

ハクセキレイに比べ、黒の色味が深いのが特徴です。
頭部から背中・胸にかけて黒が目立ちハクセキレイと違って冬と夏での色の違いは殆どありません。
英名をJapanese Wagtailといい、日本の固有種と言われています。
ちなみに、この日本の固有種というのは専門家の間でも議論が起きています。
なぜかというと、朝鮮半島などで一部繁殖が確認されたからです。
そのことで、日本の固有種という言い方は間違っているという意見もあります。
しかし、野鳥は飛んで自由に海や国を超えていける動物です。
ヨーロッパでしか観測されていない野鳥が、日本に迷鳥として迷い込んでくることもあります。
そのような状況からも、未だ専門家の間で結論づけられていない問題でもあります。
ちなみに、世界鳥リストであるIOC World Bird Listや国立科学博物館の鳥類日本固有種目録では日本の固有種として紹介されています。
少なくとも、日本列島を中心に限られた地域にしかいない野鳥であることは事実です。
主に、河川の中流域を生息地とし、河原や湖沼周辺など水辺で暮らすセキレイです。
3種の中では、一番生活圏が限定的な印象で、どこにでもいるって種ではありません。
しかし、生息圏ではわりと密集しているなと個人的には感じています。
海外のバードウォッチャーには憧れの種のようで、日本でこの鳥を見たい外国人バーダーは多いんだそう。
地味だけど、アイドルなの。
生活圏

この3種、別に仲が悪いということはないと思いますが生活圏を分け合って暮らしています。
食性など、好む環境が似ているため、自然と競合を避けていると考えられています。
比較的高山に生息しているキセキレイは競合も少ないでしょう。
しかし、ハクセキレイとセグロセキレイは時に競合が!
昔は河川下流部でも比較的観察されていたセグロセキレイが、現在少なく感じるのもハクセキレイの分布拡大が影響していると考えられています。
野鳥達の暮らす環境は、人間の開発によりどんどん減少中。
その限られた環境を、分け合い奪い合い、野鳥達は生きているのです。
その中でも、人間の生活圏に馴染んだハクセキレイが生息域を拡大しているというのは頷ける話ですね。
日本の固有種だからということもないのですが、野鳥達の暮らせる環境を守ることも大切だなと感じます。
まとめ
今回は、よく見るセキレイ3種を、比較しながら記事を書いてみました。
人間の近くに住むハクセキレイ
山地に住み黄色く美しいキセキレイ
日本の固有種セグロセキレイ
3種とも似てはいても違った個性があります。
身近に、こういった似た種がいると、観察する時も比較ができて楽しみが増えますよね!
また、こういった違いを知ることは、その種のいる環境を知るきっかけにもなります。
キセキレイがいるという事は、速い流れのある川が近くを流れているはずです。
ハクセキレイがコンビニにいる意味を考えると、私たちの住む街の環境と特徴などが見えてきます。
セグロセキレイは、日本列島という島で進化した私たちの仲間です。
バードウォッチングは、野鳥を見ているだけでは魅力が半減!
だって、野鳥達の暮らす環境、食べているもの、地域の特性など、野鳥を取り巻く全てが実に魅力的♪
野鳥観察に出かけたら、ぜひ自然を感じ野鳥達と同じ環境を楽しんでみてください!

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【今回使用した機材・画材】
ステッドラー水彩ペン
ホルベイン色鉛筆
NIKON D500
Nikkor AF-S 200-500mm f/5.6E ED VR
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