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バードウォッチングに必要な道具
バードウォッチングの始め方、みんなどんな風に楽しんでいるんだろう?
私は、最初始めた時、野鳥観察ってなんだかぼんやりしていて、どう始めたらいいのか分かりませんでした。
この記事では、そんなこれから始めたいという方に、楽しみ方や揃える道具なんかを解説しています。
とても魅力的な野鳥の世界に、是非足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
必ず必要なもの
双眼鏡
バードウォッチングにまず必要なものは、なんといっても双眼鏡です!
これがないと、小さな野鳥はなかなか観察できません。
単眼鏡やフィールドスコープって選択肢もありますが、使い方が少し難しい(慣れが必要)なので
初心者の方は、まず双眼鏡を準備してみてください!
双眼鏡の選び方のポイント
双眼鏡を選ぶにあたって、いくつか押さえておきたいポイントを説明します。
高価なものを買えば、そりゃあ最高なのですが、いきなりそんな出費は難しい。
しかし、高いものと安いものの違いがわかっていれば、双眼鏡選びの参考になると思います。
また、高価なものを思い切って買ったのに、バードウォッチング向きじゃなかった!なんてことも。
双眼鏡は、使用目的に応じて様々なモデルが出ていますので、野鳥観察に向いているモデルを選びたいところです。
具体的にいうと、スポーツ観戦用・舞台観賞用・野鳥観察用など様々です。
また、バードウォッチング用でも、細かく用途があります。
ですので、ベテランバーダー達は、何個かの双眼鏡を使い分けていたりします。
私は現在、主に3つの双眼鏡を使い分けています。
最初の一個を、どのようなものにするのか?
ご自身のイメージに合ったものを是非選んでみてください!
1.倍率
双眼鏡には倍率というのもがあります。
つまり、どのぐらい大きく見えるのか?ってことですね!
6倍・8倍・10倍・20倍と様々な倍率の双眼鏡があります。
しかし、倍率は高ければ高い方がいい!という訳じゃないということです。
倍率が上がれば上がるほど、遠くのものを近くに見ることができるのですが手ブレという現象が起きます。
例えば、長ーい棒を持って小さいものを突いている時と同じです。
手が震えてなかなかピンポイントで突っつくことができないと思います。
しかし、短い棒だとどうでしょう?安定して棒の先をコントロールできますよね!
この様に、倍率が高いとより扱いが難しくなってしまうのです。
また、倍率が高いほど肉眼との差が大きくなってしまいます。
ですので、双眼鏡を除いた時に、一体どこをみているのか分からなくなってしまうんです。
という訳で、初心者の方は8倍の倍率をお勧めします。
その辺りだと、野鳥も十分観察できますし、扱いにくさも感じないはずです。
慣れてくれば、10倍などステップアップしていくのがいいと思います。
2.対物レンズ有効径
これは、双眼鏡を除いた時の明るさやボケみを表す数値です。
双眼鏡には【8×21】や【10×25】などの数字が必ず書いてあります。
最初の数字が倍率を表していて【8×21】の場合は8倍の倍率ということです。
後の数字が対物レンズ有効径を表していて21口径のレンズという意味です。
口径が大きいほど、より多くの明かりを取り込めるので、明るいレンズになるということです。
また、口径が大きいほどボケが出るという特徴もあります。
ピントの合っている面の前後が美しくボケる。
つまり、ピント面がより浮き立って見えますので、野鳥をくっきり観察することができるのです。
倍率との兼ね合いも出てくるので、単純に何口径がいい!とは言いにくいのですが
8倍の倍率だと42口径ぐらいはあるといいのかなと思います。
3.その他のポイント
まず、初心者の方はこの倍率と対物レンズ有効径を押さえてもらいたいのですが
その他の選ぶポイントをいくつか挙げておきます。
防滴防塵
バードウォッチングは自然の中に出かけていくアクティビティなので
防滴防塵は是非備えておきたいです。
結構、濡れたり砂埃の舞う環境なんかに遭遇したりもします。
アイレリーフ
視野全体を見ることのできる、目の位置から接眼レンズまでの距離を表します。
メガネをかけている人は特にいしてもらいたいのですが、アイレリーフが短いとメガネが使用できません。
15mm以上のアイレリーフのもの選ぶといいと思います。
おすすめの双眼鏡
Nikon MONARCH M7 8×30
バードウォッチングの定番双眼鏡!Nikonモナークシリーズのエントリーモデル。
スペックは抑え目ですが、バランスよく設計されていて、初心者の方にも安心してお勧めできるモデルです。
Nikon MONARCH M5 8×42
私が今サブで使用している双眼鏡です。
前記のM7と比べてより明るく見やすくなっています。
とても頑丈で、信頼感が高いのも◎!
M7に比べるとちょっとお高いですが、安心して使用できる双眼鏡です!
野鳥図鑑
バードウォッチング、もうこれ無しでは語れません!
とにかく種類の多い野鳥達、あれ何?って時には野鳥図鑑がないと判別できませんし
何より、野鳥のアレコレを知っていくのが一番の楽しみ方です!
野鳥の生息域・生態・特徴・求愛行動など、様々な情報を知っていくことがバードウォッチングの醍醐味です。
こういった情報収集や、野鳥の判別に欠かせないのが野鳥図鑑です。
野鳥図鑑選びのポイント
バードウォッチング用のだから、まずは何といっても携帯性!
小型で、ポケットに入るものがお勧めです。
また、写真のものとイラストのものがありますが、個人的に初心者の方はイラストものがお勧めです。
写真だと、その写真を撮った時の光の具合とか様々な状況で、うまく判別できない時があるんです。
イラストだと、その辺りバランス良く彩色してありますし、見やすいと思います。
おすすめの野鳥図鑑
街・野山・水辺で見かける野鳥図鑑
この本は、写真での紹介にはなっているのですが、豊富な種類と観察頻度の高い野鳥を紹介しています。
また、鳴き声や生息地など幅広い情報が載っているのも特徴です。
ひと目で見分ける287種 野鳥ポケット図鑑
この本は、イラストで見やすいですし、文庫サイズでポケットに忍ばせるには◎
また、とにかくイラストが見やすいのと、生息エリアを分かりやすく図式にしているのもポイントです。
この様な、二種類の野鳥図鑑を、携帯用とじっくり調べるように持っていてもいいと思います!
野鳥ノートと筆記用具
自分だけの野鳥観察ノートを作る、それがバードウォッチングの最も楽しい作業だと思います。
例えば、自分だけの秘密の観察スポットを詳しく記録する。
また、野鳥の行動や特徴などを記録する。
この様な作業の積み重ねで、野鳥ノートがどんどん充実したものになってきます。
今では、アプリを使ったり、スマホに記録していくという方法もありますが
細かいところまで行き届いているアプリなども無いですし、やはり自分で記録した方が楽しいと思います。
イラストを描いたりする必要はありません。
日付と天気気温時間などの基本情報、観察した場所、観察した野鳥、野鳥の特徴やその時の行動など。
その時に気づいたことをどんどんメモしていきます。
私は、フィールドで使うノートと、自宅で使うノートは分けています。
野外では、携帯性に優れ防水なものを、自宅では、大きく見やすく書けるもの。
そんな風に使い分けています。
この野鳥ノートをいかに自分好みにするか、そこがバードウォッチングが楽しくなる分かれ目だと思います。
ですので、気に入って使えるものを是非選んでもらいたいなと思います!
おすすめのノート
SARSEND 防水ノート
携帯性に優れ防水でガンガン使えるノート(メモ)です。
私は、登山の時にもこのノートを愛用しています。
緑色は、フィールドで目立ちにくい色ですので、野鳥に警戒されにくいというのもポイント!
おすすめの防水ノートです!
ミドリ MDノート A5 ドット方眼
先ほどの、私が使っているノートの写真に写っているノートはこちらです。
余計なラインなどないので、自由にイラストや文字を入れていけますし
ドットがあるので、表なども書くこともできます。
また、表紙を自分でカスタマイズできます。
好きな絵を描いたり別売りのカバーを付けて自分に合ったノートに育てていくことができます!
カバーはちょっと値段しますが、愛着の湧く一冊にできますよー!
おすすめのペン
ペンは本当は何でもいいのですが(笑)
しかし、お気に入りのペンを持って出かけると、野鳥観察がグッと楽しくなりますよ!
今回は、私の使っているペンを2つご紹介しておきます!
KeyUnityKP00チタンボールペン
バードウォッチングにも、登山の時にも大活躍のチタン製のペンです。
ちょっとお値段高めなのですが、防水で超軽量ですので、長くストレスなく使えるペンです。
ということは、キャンプなどのアウトドアの時にもおすすめ!
私のアウトドアライフに欠かせないペンです。
トンボ鉛筆 加圧式油性ボールペン
野外で使用するペンはこの加圧式ボールペンがお勧め!
値段も安いし、カラーバリエーションも豊富なので、気軽に楽しく使える素敵なペンです。
寒い!や雨!などのコンディションの悪い環境でも気持ちよく使えます。
あとはフィールドに出かけるだけ!
バードウォッチング初心者がまず揃えるべき道具!
- 双眼鏡
- 野鳥図鑑
- ノート筆記用具
つまり、この3点です!
そう、たった3点だけで始められる趣味なのです!
趣味によっては、最初道具を揃えるのに結構ハードルが高いって事もあります。
しかし、バードウォッチングは、最低この3つだけ揃えれば存分に楽しめるアクティビティです。
ですので、ちょっとお気に入りのアイテムを揃えてみてほしいなと思います。
もっともっと深く楽しみたい!
そんな風に思う様になれば、カメラを始めたりと色々広がりはあると思うのですが
とりあえず!この三種の神器を揃え!野鳥観察を始めてみてはいかがでしょうか??
道具を揃えたらもっと楽しもう!
楽しみ方の記事はこちらです!
バードウォッチングの始め方!楽しみ方編
ではまた次回。